2022年3月に修士課程を修了した窪田伊織さんの論文が計測自動制御学会論文集に採択されました!
窪田伊織,岡美佐子,栗原徹,
“葉の動きの定量化によるショウガ根茎腐敗病早期検出法,”
計測自動制御学会論文集, Vol.59, No.11, 2023. (採録決定)
この論文は定点カメラで植物を観察すると病気にかかっているかどうか判定できるという内容で、ショウガが黄化するよりも早くこの運動量の変化が起きることを発見しました。
タイムラプス映像で植物が動いているのを見て驚いた人は多いと思いますが、逆に病気にかかると運動量が大きく減少するケースがあり画像処理によりその検出の自動化を目指したものです。
もともと植物の運動は人間が自分の時間感覚で観察していても気が付かないほどゆっくりしたものです。
査読者からは映像に含まれる超低周波数情報の活用という点が面白いとご評価いただきました。
風などがある露地での適用は難しいと思いますが、植物工場や施設園芸では色々な作物に展開できるのではないかと期待しています。
是非、共同研究のお声掛けいただければと思います!!
窪田さんはこれに先立つセンシングフォーラムでの発表で学術奨励賞を受賞しています。